はじめに

 徳島大学は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6年4月1日から皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】7年3月31日までの第21期事業年度の財務諸表を作成し、これに事業報告書、決算報告書、監査報告及び会計監査報告を添えて文部科学大臣に提出しておりました。
 この度、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】7年8月29日付けで文部科学大臣の承認を得ましたので、決算の概要とともにご報告いたします。

財政状態

 徳島大学の財政状態を表す貸借対照表は、皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】7年3月31日における全ての資産、負債及び純資産を記載しています。

(資産の部)
 資産の総額は約1,115.4億円であります。
 主な資産の構成は土地が約446.1億円で全体の約40%、建物、建物附属設備、構築物が約286.8億円で全体の約25.7%、現金及び預金が約111.2億円で全体の約10%となっております。

(負債の部)
 負債の総額は約345.6億円であります。
 主な負債の構成は借入金が約132.4億円で全体の約38.3%、寄附金債務が約91.4億円で全体の約26.5%、未払金が約65.8億円で全体の約19%となっております。

(純資産の部) 
 純資産の部の総額は約769.8億円となっております。
 内訳として資本金が約467.3億円、資本剰余金が約71.3億円となっております。また、利益剰余金が約231.4億円であり、そのうち前中期目標期間繰越積立金が約119.6億円、教育研究診療等積立金が約2.3億円、積立金が約105.6億円、当期未処分利益が約3.8億円となっています。

運営状況

 徳島大学の運営状況を表す損益計算書は、一事業年度内に実施した事業等から発生する全ての費用とこれに対応する全ての収益を記載しています。国立大学法人の会計は、企業会計原則に基づいて行いますが経営成績を明らかにする企業会計とは異なり、公共的な性格を有すること、利益の獲得を目的としないこと、独立採算制を前提としないことなどから、経営成績ではなく運営状況を明らかにするための損益計算となっています。

(費用)
 経常費用の総額は約522.9億円であります。 
 主な費用の構成は、人件費が約227.3億円で全体の約43.5%、診療経費が約206.4億円で全体の約39.5%、研究経費が約30.9億円で全体の約5.9%となっています。

(収益)
 経常収益の総額は約526.7億円であります。
 主な経常収益の構成は、附属病院収益が約295.6億円で全体の約56.1%、運営費交付金収益が約118.5億円で全体の約22.5%、学生納付金収益(授業料、入学金、検定料収益)が約44.8億円で全体の約8.5%となっています。

(当期総利益)
 当期総利益は約3.8億円となりました。

おわりに

 皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】6事業年度は第4期中期目標?中期計画(皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】4事業年度~皇冠比分网_皇冠体育投注-【长期稳定直播】9事業年)の3年目にあたります。本事業年度は、物価の高騰等により財務状況の悪化が危惧されておりましたが、自己収入の確保、予算の効率的執行、補助金、受託研究費等の外部資金の獲得に努めた結果、財務状況に大きな支障が生じることなく運営することができました。
 しかし、大学運営に係る財政基盤の要である国からの運営費交付金は、法人化翌年の平成17年度から毎年約1億円ずつ減額されております。また、人件費は高騰し、物価は引き続き上昇しており大学を取りまく環境は厳しさを増しております。この状況に対応するため、国への予算要求、自己収入の増加及び外部資金の獲得に取り組むとともに、目的積立金や将来の設備更新を計画的に実行する資金を確保するために引当金を積極的に活用するなど資金獲得?確保に向けた各種方策に取り組んでおります。
 今後も安定した経営を行っていくためには、更なる経費の節減を図るとともに、積極的な外部資金の獲得に努めていくことが重要であると考えております。
 徳島大学は、教育?研究?社会貢献及び診療の各分野にわたり、その充実と不断の見直し?改善を進めて参りますので、今後ともご支援、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
 
 決算の詳細についてはこちらをご覧ください。

最終更新日:2025年9月10日

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